6・23総決起集会
■差別・排外主義者を利用し労働組合潰しをおこなう■
◇資本・権力の弾圧に抗議する6・23総決起集会◇
6月23日、中之島中央公会堂で「差別・排外主義者を利用し労働組合潰しをおこなう資本・権力の弾圧に抗議する6・23総決起集会」が開催され、近畿2府4県から労働者・市民、中小企業経営者など1150人が結集。大阪広域協組の卑劣な攻撃に怒りの声を上げた。
集会冒頭、主催者を代表して実行委員会の樋口委員長(全港湾大阪支部)が挨拶。
「ストライキというのは元々、会社の業務を妨害するものだ。これは法律で労働組合にだけ認められた権利である。それを大阪広域協組や差別・排外主義者が自分勝手な主張をして『違法だ』と叫び、労働組合潰しをしようとしている。こんな動きを許してはならない。怒りを共有し、意志を固める集会にしたい」と呼びかけた。
続いて、差別・排外主義者と大阪広域協組による組合事務所襲撃事件などをまとめたおぞましい映像を見たのち、関生支部の武委員長が闘争報告を行った。
武委員長は「昨年12月、全港湾大阪支部と関生支部はストライキに立ち上がった。ストの目的は生コン価格が上昇しているなかでも低迷しているセメント輸送・生コン輸送の運賃引き上げ。これは輸送業者にとっても共通の要求だったので、多くのセメント輸送・生コン輸送業者がストに協力した。よって、威力業務妨害など存在しない。
大阪広域協組は関生支部と労使関係があり、私たちの運動に協力的な企業を狙い撃ちして物件の割り付けを止める、減らすなどの嫌がらせを行っている。これは明らかに違法行為であり、先日の仮処分裁判でも明確に否定されている。
なぜ、こうした無茶苦茶なことが行われるのか。闘う労働組合が弾圧され、部落解放同盟や朝鮮総連、市民団体に対する攻撃があとを絶たない。背後にあるのは安倍政権による悪政だ。安倍政権はヒトラーの手法そのままに自らに抵抗する組織を徹底的に叩いている。これは民主主義の危機であり、戦争前夜に他ならない。
自らの職場・産業の闘いだけではなく、沖縄の闘いや反原発・戦争法廃止・改憲反対など様々な課題をつなぎ、一大運動を展開することで政治の反動化は止められる。多くの人たちと一層団結を深め、勝利まで闘い抜く」と決意を述べた。
■差別・抑圧される民衆の怒りを力に■
このあと、各地でヘイトスピーチを繰り返す差別・排外主義者の映像を見たのち、朝鮮総連大阪府本部の姜前国際統一部長、沖縄平和運動センターの山城議長が連帯アピールを行った。
その後、永嶋弁護士が弁護団アピールを行い、生コン経営者会の会長が仮処分裁判について報告。集会決議を採択してZENKOの山川共同代表がまとめの挨拶を行い、最後に、シュプレヒコールを上げ、集会は成功裏に幕を閉じた。
(詳細は連帯広報委員会に掲載)
【 くさり7月号より 】